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日本各地、そして、モンゴルまで。
朝青龍、そして相撲界の一挙一動をハンディカム片手に追い続けたこの4年間。私にとっては毎日が勉強でした。
『大相撲の伝統をぶち壊し、傍若無人に振舞う稀代の悪役・朝青龍』。そんな報道に明け暮れていた頃、私は朝青龍から思いがけず説教されたことがあります。ある大関の披露宴取材でのことでした。
私「お祝いコメント"的な"お話いいっすか?」
朝青龍「"的な"とは何だ!?(怒)お前みたいな日本人が、先祖から受け継いできた日本語を正しく使わんでどうする!!」
日本の文化を軽視している、などと散々批判してきた相手から逆に'日本人としての姿勢'を教えられた気がしました。
もう一人、横綱・白鵬の言葉にも考えさせられました。野球賭博問題に揺れた名古屋場所前、相撲協会が天皇賜杯を辞退した際、白鵬は私に向かって「自分たちの手で国技を潰す気なんじゃないか、そう思いませんか?」とつぶやきました。
翌日の新聞では「国技を潰す気か!」「白鵬が相撲協会批判!」
などと報じられましたが、私は白鵬のこの言葉を協会批判ではなく「伝統ある自分たちの文化を、なぜ日本人は守らないのか?」という我々に対するメッセージだと思いました。外国から来た25歳の青年が、日本の「国技」相撲について本気で考えてくれている。その事実に私は日本人として恥ずかしく思いました。
今、私は2人のモンゴル人横綱に教えられた「国技大相撲とは日本人にとってどうあるべきなのか?」というテーマを胸に取材を続けています。
これは、入社して以来一番心に残っている先輩ディレクターの言葉であり、自分がディレクターとして最も気をつけていることです。
テレビに出てもらうということは、その人の人生を背負うこと。他人に感動を与えることもある反面、他人から中傷を浴びるリスクもあるということ。
人に迫るドキュメンタリーを作りたくて、TVCに入社しました。今の担当番組では、ネタはディレクターの趣向に任されているので、「人」ばかり扱っています。しかし、先輩方のVTRを見ると、私の作ったものは「浅い」と感じてしまう。画面から滲み出す人間性。言葉の裏側に隠れた心理。
TVCには、奥深いVTRを作れるディレクターがたくさんいます。そういう「深いもの」を作れるようになるまでは、ディレクターを続けていきたいと思うんです。
この仕事をする前は、旅行しながら自分探しみたいなことをしていました。やりたいことも見つからないまま、お金が底をついたため、とりあえずいろんな経験ができるんじゃないか、ぐらいの気持ちでこの仕事を始めて早6年。なんだかんだディレクターになって3年過ぎてしまいました。
辛いことも多く、仕事の話って言ったら、愚痴ばかりになってしまうぐらい。ADの時は、徹夜続きだったし、毎日のように怒られるし、金ないし。
じゃあ、なんで辞めないで続けてるのか。改めて考えると、やればやるほど、「次」を期待してしまう魅力があるのかなと思います。毎回、違うことばかりで、うまくいこうと、失敗しようと、次の番組ではまた1から。だから「次はすごいことがあるんじゃないか。」「次はもっと面白いことをやってみよう」とか思えるんです。いずれ自分のやりたいことにも出会えるんじゃないか、みたいな。30超えて、まだモラトリアム引きずってますが、そんな風に思えるのがこの仕事の良さなんじゃないでしょうか。
はじめに・・・
「ブラタモリ」を担当して3ヶ月、感じることは数多くあります。
なんだか人生観も変わるような・・・
最近の私の頭の中を少しお見せしましょう。
(番組のことで頭はいっぱいですが・・・)
<脳内>
「ブ」ラブラとひたすら町を歩く日々・・・。
「ラ」くな仕事だと思いきや・・・これが結構重労働。
「タ」くさんの人に出会い、そこで発見する新事実!
「モ」っとも身近なところに人々の知りたいことや発見がある。
「リ」くつっぽくなりがちな日々にこそ、目を凝らせば世界を変えるヒントがあるはず。
おわりに・・・
テレビの仕事はありふれた日常を料理して、新しい世界を見せること。
なにげない会話に耳を傾け、同じような風景の中に新発見を見出す。
って考えれば、自分の日常も変わって見えてくるんです。
テレビの仕事はやめられまへんなぁ〜
Jリーグ中継…ピッチから5m程しか離れていない場所での仕事。目の前で繰り広げられるJリーガーの激闘に大興奮。
ワールドカップやオリンピック…残念ながらまだ現場には行ったことないけど、まず競技を見ることが仕事。仕事を忘れ、大はしゃぎ!
釣り番組…日本各地へのロケ。ロケ後の夕食はもちろん魚料理。東京でこれを食べたらいくらするんだろうと思いながら超新鮮な刺身をほおばる。
「真面目に仕事しろ!」と怒られるかもしれませんが、自分が面白がらないと、面白くていい番組は作れません。みんなで楽しみましょうよ。
つらい事はなかったのかって?
・・・それは入ってからのお楽しみ!!
テレビの仕事で欠かせない「現場取材」。報道、番組のジャンルを問わず、放送に至るまでの過程で、何よりも先に行われます。
目の前で起こる現象、事件、事故。現場はまさに「宝探し」です。現在、私は担当している情報番組のスポーツコーナーで、数多くの取材に出ています。朝早かったり、徹夜明けで体力的に辛い状況でも、現場に向かえば、自然に頭と体が動きます。
これから起こるドラマティックな試合展開や好プレーを、どうやって収録するか、収録したものをどのように構成して面白く見せるか、次々と起こる現象のスピードに対応しながら考えている瞬間は、まさに宝探しをしているかのように、気持ちが高ぶります。
私は他業種から転職しADを経てディレクターになりましたが、取材現場の楽しさは、他の職業では味わえないものだと実感しています。独特の緊張感と期待感で満ち溢れた取材現場。
みなさんも一緒に「宝探し」をしてみませんか?
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